斎藤幸平さんが記された『「人新世の「資本論」』が16万部を記録したそうです。「人新世」という言葉も耳に新しいな~と思っていたら、あれよあれよという間に巷では「人新世」という言葉が目に付くようになりました。
「人新世」(ひとしんせい)とは、「人類が地球の地質や生態系に重大な影響を与える発端を起点として提案された、完新世に続く想定上の地質時代である」ということですね。しかし、私がもっと引っ掛かったのは実は「資本論」の方でした。
学生時代、経済学の授業でそんなコマがあったかも知れません。でも、その頃はあまり関心がなかったですね。ところが、この『「人新世の「資本論」』を読んでから、横展開読書で「資本論」まみれになりました。

関連して『武器としての「資本論」』(白井聡著)を読み、その後、「資本論」シリーズとは直接関係なしに手に取った『ビジネスの未来』(山口周著)を深読みすると、そこにも「資本論」のエッセンスが埋め込まれ、資本主義限界について学び、そこから『いまこそ「社会主義」』(池上彰・的場昭弘著)という経路をたどって今に至るのです。
そして今月は、NHK「100分で名著~資本論」でまた振り出しに戻るという感じでした。

マルクス“資本論” (1)「“商品”に振り回される私たち」 - 100分de名著
元々水や土地といった公共財は無償であり潤沢に存在していた。資本主義黎明期これらはもっとお金が稼げる「商品」として農民から強制的に引きはがされる。何が起こったのか元々水や土地といった公共財は無償であり潤沢に存在していた。ところが資本主義黎明期...
次はどこへ進むのかな。
お読みいただきありがとうございました。
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