今年は年末の休みが比較的長いので、書棚の整理を行いました。基本的にはジャンル別になんとなくエリアが分かれています。何かの調べもので引っ張り出した後、ぽいって積んでおくとあとで本を探すときに大変なことになるからです。
そんなことのないように時々、エリアの確認と本の整理を行う必要があるのです。それで12月中旬から整理をしていましたところ、ふとこれから自分が深めることは何なのかに、ぼんやり気づいていました。
それは、「道教」を深めるということ。
道教?
「道教」というのは、そもそも宗教なのか、思想なのか、まじないなのか、医学なのか、養生なのか。
そんな折、本屋さんで一冊の新書を手にしました。「道教十講」(神塚淑子著/岩波新書)です。「道教」について総覧的かつ入門的に書かれてはいますが、読みごたえのある一冊。ページをめくっていくと、これまでの自分の関心、思考、興味がきれいにつながっていく感じがしたのです。
そう。「道教」は、信仰すべきものがある宗教であり、老子荘子に代表される中国思想であり、呪術の代表であり、「黄帝内経」を生み出した医術であり、そして「導引」つまり気功、養生を代表するものでもあるのです。
どうやら、私自身、道教に極めて親しい生活をしていたようで、思えば、東洋医学を研究し、気功・太極拳を習い、時に中華街にある関帝廟にお参りしているなと。
2021年は、「道教」の深堀りを軸に、在野で研究をはじめ、心を整え、養生し、起業し、そして新しい道に進むことにしましょう。
2021年、どうぞ、よろしくお願いいたします。
みなさま、今年一年が良い年でりますように、お祈り申し上げます。
コメント