InterBEE2023に行ってきました

放送・メディア

昨日11/15(水)から11/17(金)まで、幕張メッセでInterBEE2023が開催。公式webサイトには「映像・音響、放送・通信のプロフェッショナルが集まるメディア総合イベント」と出ています。一昔前までは「国際放送機器展」とか言ってましたが、昨今は放送機器も大半はソフトウエアベースが多くなり、ハードの展示会は遠い昔の話。かと想いきや、カメラやレンズ、特機などは機器そのものなので、まだまだ放送(配信)機器展の様相を呈してはいます。

一つの目玉は「バーチャルプロダクション」。もうロケに行かずとも、天候待ちしなくとも、大型高精細LEDパネルに映し出された背景とリアルLED照明のお陰で、「まるでそこにいる」かのうような空間を演出してくれます。放送の分野では最近、NHK「どうする家康」や「らんまん」などもバーチャルセットを使ったプロダクションを行っています。

もう一つ、気になった、というか気に入ったものが、DCEXPOの展示の中の一つ「Nukabot」です。

Nukabot (ヌカボット)は、人間がぬか床内の発酵微生物と日常的にコミュニケーションを行い、よりよいケアの関係性が生まれることを支援するための道具としてデザインされています。内蔵されたセンサーによって発酵状態を検知し、音声による質問に答えたり、、人にぬかのかき混ぜを催促したりします。音声発話にはGPT3のプロンプトエンジニアリングを用いており、声色がぬか床の発酵状態に合わせて変化したり、人間が使った単語を覚えたりしながら、システムそのものも周囲とのインタラクションに応じて「発酵」ていきます。https://ephemere.io/nukabot

日常生活の中で糠とコミュニケーションを取りながら、よい漬物を生成していく過程が大変面白く興味深い、微生物の動きを感じ愛着にまでつながるプロセスは、今後のコンテンツクリエイティブに大いなる刺激になるでしょう。

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